エコミュージアムワークショップあさひまち宝紀行 第6回
りんごまつり・産業まつり協賛事業
「朝日町りんごのはじまり物語」
平成15年11月16日(日)午前9時〜12時

 

 

 

  朝日町の誇るりんご栽培。
  そのはじまりはいつ?どこ?
  りんご資料館や発祥のりんご園、
  町内最古のりんごの木を訪ねました。


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ポスター用に架空の本を作ってみました

 

 

 今回は町内外から16人の参加がありました。まず、はじめにりんご資料館で農業研究所の三浦浩一さんより、りんご産業とりんごのあらましについて、次に案内人の菅井進さんより「朝日町りんごのはじまり物語−りんご栽培の歴史について」をお話していただきました。

 

 

 

 

農業研究所職員 三浦さん
菅井進さん

 

 

 そして、菅井さんが栽培されたりんご9品種(!)の銘柄当てクイズをしました。食べ比べて銘柄を当てるといういことで難解でしたが、一度に何種類も食べることができとても興味深い銘柄当て試食会になりました。「ふじ」は皆さん分かったようです。なかなか好評でした。

 

 
9品種のりんご
味の違いに驚きました

 

 

 その後、町内最古のりんごの木がある和合平へ行きました。そのりんごの木は樹齢90年ほどの紅玉でした。今管理している菅井敏一さんが収穫の中駆けつけてくださり、最古のりんごの木やりんご園の話を聞くことができました。


 
菅井敏一さん
朝日町最古の木

 

 

 また、今回の参加者の中で以前このりんご園のお世話をしていた村山さん(右下の写真のエプロンをしている女の子/朝日町りんごの歴史 朝日町りんご植栽101年記念誌より抜粋)からも当時のりんご栽培の苦労話などをお聞きました。車や機械のなかった頃、収穫したりんごを木箱に入れて馬で運んでいたという話が印象的でした。

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昭和7年撮影の菅井農園の写真(菅井敏一家所蔵)

 

 

 最古のりんごの木を前にして、この土地で試行錯誤を繰り返し、悪戦苦闘しながら朝日町のりんご栽培を根付かせてきた人達の歴史に触れることができて良かったです。  

 

 

(写真・文 エコルーム職員 宮森友香)

 

朝日町エコミュージアム