おらほの最上川学〜五百川峡谷編〜 No.6


青苧糸とり体験と重要文化財“ 佐竹家住宅”見学会

報告書


日 時 2007年 7月15日(日)9:00〜14:00

 今回は、最上川舟運関連のワークショップとして、米沢藩の通船差配役をしていた佐竹家の住宅(国指定重要文化財)の見学会と、代表的な積荷だった青苧の糸とり体験を開催しました。町内外から20人以上の参加がありました。



1.佐竹家住宅見学会

 雨の中、大人数にも関わらず、当主の佐竹恒雄さんがあたたかく迎えて下さいました。佐竹さんは現在もこの建物に住まわれて大切に守られています。
 建物の作りや使われ方、伝わる道具類などについて、詳しく説明していただきました。
 


まずはVTRで予習

講師の和田新五郎さん

皮をはぎ取ります

いよいよ糸とり

2.青苧糸とり体験(場所/大谷ときめき体験館)

 残念なことに雨があがらず、室内で糸とりにチャレンジしました。
 はじめに、講師でお招きした和田新五郎さん(大谷浦小路 87才)が出演されたVTR『和田新五郎さんの青苧』を見て予習し、その後実際に、作業の仕方を教わりながら体験を進めました。
 前日から用水路に浸しておいた青苧から、まずは葉っぱをとり、根元20センチ位を折り、使わない茎を取り出しました。手が茶色になることにみんな驚いていました。そして剥いだ皮を台において、スクレパーを使って茶色い表皮を取り除きました。しかし、これがなかなかうまくいきません。実は、糸をとるための台は本物を見よう見まねで作っておいたのですが、この材質が柔らかかったことが原因でした。本来は、硬くて薄い板を重ねて使っていたのだそうです。皮をはぎとるスクレパーとして準備した“ケーキ用のへら”は好評でした。
 作業しながら、年輩の参加者の皆さんは、いろいろな思い出話をされていました。「季節になると学校休んで手伝わされた。青苧は見るのもいやな程手伝わされた」と苦笑してた方も。
 途中、志藤富雄さん(大谷六)が、おじいさんが作っていたという出荷用の青苧糸をお持ち下さりました。本物の柔らかさやきれいさに感心しました。
 天気が悪く仕上げの乾燥はできませんでしたが、和田さんからいただいていた糸を使って、実際に紡いでみたり、なってみたりして楽しみました。本当に糸の状態になるのが驚きでした。早速、携帯ストラップを作られた方もいらっしゃいました。
      
                  
 おかげさまで、朝日町の歴史に数多く登場する舟運や青苧について、深く知ることができました。講師をつとめて下さった佐竹恒雄さん、和田新五郎さん、協力下さった東北芸術工科大学生、ボランティアの皆様
に心から御礼申し上げます。

 参考/エコミュージアム宝ノート
 ・No.0701「和田新五郎さんの青苧
 ・No.0702「青苧の使われ方
 ・No.0703「青苧の栽培と製品化



楽しい作業でした

和田さんが作った青苧糸

出荷用の青苧糸 (志藤富雄氏所有)
和田さんは大正11年生まれ

麻糸のようになりました


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